日本は世界平均よりもハイペースで平均気温が上昇しており、長野県内の平均気温も上昇傾向にあります。長野市の平均気温もこの100年で約1.3℃上昇しました。①の松本市については、冬日が「減少」傾向にあり、②の飯田市については、2018年に観測史上初めて「熱帯夜」を記録しました。スーパーコンピューターを使った予測では、このまま温室効果ガスを出し続けると2100年ごろには年平均で最大4.7℃も現在より気温が上昇し、長野市では猛暑日が年間で約30日増加してしまうと予測されています。
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Q6.
長野県の平均気温の上昇について、正しい文章は以下のどれでしょうか。
A6.
正しいのは3.長野市ではこの100年間で平均気温が約1.3℃上昇した
A6.
正しいのは3.長野市ではこの100年間で平均気温が約1.3℃上昇した
日本は世界平均よりもハイペースで平均気温が上昇しており、長野県内の平均気温も上昇傾向にあります。長野市の平均気温もこの100年で約1.3℃上昇しました。①の松本市については、冬日が「減少」傾向にあり、②の飯田市については、2018年に観測史上初めて「熱帯夜」を記録しました。スーパーコンピューターを使った予測では、このまま温室効果ガスを出し続けると2100年ごろには年平均で最大4.7℃も現在より気温が上昇し、長野市では猛暑日が年間で約30日増加してしまうと予測されています。
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Q7.
日本では数十年に一度と言われる自然災害が多発しています。正しい文章は以下のどれでしょうか。
A7.
正しいのは3.過去40年間のデータで見ると、太平洋側に接近する台風は増えてきているといえる
気象庁気象研究所が2019年までの40年間データを解析し、2020年8月に発表した分析結果では、太平洋側に接近する台風が増えているとしています。
日本付近の気圧配置の変化や海面水温の上昇などが原因とみており、地球温暖化の影響も懸念されています。①の災害をもたらす大雨の発生数は日本だけでなく、東アジア全体に広がっています。②は逆の傾向にあり、過去20年と比較すると約1.5倍と急増しています。A7.
正しいのは3.過去40年間のデータで見ると、太平洋側に接近する台風は増えてきているといえる
気象庁気象研究所が2019年までの40年間データを解析し、2020年8月に発表した分析結果では、太平洋側に接近する台風が増えているとしています。
日本付近の気圧配置の変化や海面水温の上昇などが原因とみており、地球温暖化の影響も懸念されています。①の災害をもたらす大雨の発生数は日本だけでなく、東アジア全体に広がっています。②は逆の傾向にあり、過去20年と比較すると約1.5倍と急増しています。 -
Q8.
気候変動が長野県内の農業にもたらす影響について、正しい文章は以下のどれでしょうか。
A8.
正しいのは2.気候変動により、リンゴの着色不良や日焼け、巨峰の着色不良などが発生している
リンゴやぶどうなど果実の着色は、高温によって阻害されると言われています。地球温暖化にともない平均気温が上昇し、県内では着色不良や、日焼けが多数発生しています。着色不良は果物の商品価値を下げ、深刻な被害へとつながります。わさびの県内生産量はピーク時の6割程度となっていますが、生産量は全国1位をキープしています。また、セロリの栽培には、「低湿で冷涼な気候」が求められます。
A8.
正しいのは2.気候変動により、リンゴの着色不良や日焼け、巨峰の着色不良などが発生している
リンゴやぶどうなど果実の着色は、高温によって阻害されると言われています。地球温暖化にともない平均気温が上昇し、県内では着色不良や、日焼けが多数発生しています。着色不良は果物の商品価値を下げ、深刻な被害へとつながります。わさびの県内生産量はピーク時の6割程度となっていますが、生産量は全国1位をキープしています。また、セロリの栽培には、「低湿で冷涼な気候」が求められます。
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Q9.
ゼロカーボンに向けた家庭内の取り組みで、誤っている文章は以下のどれでしょうか。
A9.
誤っているのは1.冷蔵庫の扉は開け閉めの回数を増やし、全体にすき間ができないようになるべく物を詰めて保冷する
冷蔵庫は扉を開けると庫内の温度が上がってしまい、再度冷やそうとして電力を使います。また詰め込みすぎると冷やす効率が悪くなります。交通手段別の二酸化炭素排出量(1人1kmあたり)は、自家用車が最も多くなっており、自家用車に代えて鉄道を使うと86%、バスを使うと60%、それぞれ二酸化炭素の発生を抑えることができます。また、エアコンの設定温度を上手に調整すること、家庭内でLED電球を使用することは、電力消費を抑え、二酸化炭素の排出抑制につながります。
A9.
誤っているのは1.冷蔵庫の扉は開け閉めの回数を増やし、全体にすき間ができないようになるべく物を詰めて保冷する
冷蔵庫は扉を開けると庫内の温度が上がってしまい、再度冷やそうとして電力を使います。また詰め込みすぎると冷やす効率が悪くなります。交通手段別の二酸化炭素排出量(1人1kmあたり)は、自家用車が最も多くなっており、自家用車に代えて鉄道を使うと86%、バスを使うと60%、それぞれ二酸化炭素の発生を抑えることができます。また、エアコンの設定温度を上手に調整すること、家庭内でLED電球を使用することは、電力消費を抑え、二酸化炭素の排出抑制につながります。
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Q10.
フードロス(食品ロス)に関する説明で、正しい文章は以下のどれでしょうか。
A10.
正しいのは1.フードロスを削減することは、生産・加工・流通・廃棄処理で発生する二酸化炭素を減らすことにつながる
農作物を生産する段階では農機具の使用などで二酸化炭素が発生します。さらに加工段階、輸送などの流通段階でも二酸化炭素は発生します。食品を廃棄処理することになれば、これらにかかるエネルギーも無駄になってしまいます。フードロスを減らすことは地球環境にとってもプラスになります。また家庭から出るフードロスでは、皮のむきすぎなど「過剰除去」が一番割合が多いと言われています。「賞味期限」はおいしく食べられる目安で、安全に食べられる期限である「消費期限」とは異なることも覚えておきたいところです。
A10.
正しいのは1.フードロスを削減することは、生産・加工・流通・廃棄処理で発生する二酸化炭素を減らすことにつながる
農作物を生産する段階では農機具の使用などで二酸化炭素が発生します。さらに加工段階、輸送などの流通段階でも二酸化炭素は発生します。食品を廃棄処理することになれば、これらにかかるエネルギーも無駄になってしまいます。フードロスを減らすことは地球環境にとってもプラスになります。また家庭から出るフードロスでは、皮のむきすぎなど「過剰除去」が一番割合が多いと言われています。「賞味期限」はおいしく食べられる目安で、安全に食べられる期限である「消費期限」とは異なることも覚えておきたいところです。